富山市の旧総曲輪小学校跡地活用事業として進めてきた「総曲輪レガートスクエア」の報道向け内覧会が22日、現地で開かれた。市中心部に医療・福祉・健康をつなぎ多世代が交流できる「健康拠点」が誕生、中心市街地活性化にも寄与するものと期待されている。
同事業は、同校跡地1万165平方メートルに市まちなか総合ケアセンターや富山市医師会看護専門学校、青池学園(医療福祉・調理製菓専門学校)、グンゼスポーツ、ローソン、ナチュラルカフェ広貫堂、ファーマみらい広貫堂、立体駐車場など公民複合施設を建設したもの。総合ケアセンターは、こども発達支援室や病児保育室、産後ケア応援室を配し、地域包括ケア拠点施設となる。県内最大級のフロアを持つグンゼスポーツでは、最新のトレーニングマシンを揃え、スパやスタジオを配し、年間2000人の会員を目指している。
同事業ではPPP方式が採用され、大和リースを代表企業とするグループ(佐藤工業、押田建築設計事務所、学校法人青池学園、グンゼスポーツ、広貫堂、ローソン)が事業者となり、公共施設は市が約11億5000万円で買い取る。26日に竣工記念フォーラムが予定され、4月1日から順次オープンとなる。