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建通新聞社
2017/03/22

【大阪】大阪市 地下道東広場の防災対策に新規着手

大阪市は2017年度、大阪駅前地下道東広場の防災・減災対策に新規着手する。17年度当初予算案に1億円を計上し、耐震化工事などに向けた詳細設計を行う考えだ。
 地下道東広場は、梅田エリアの主要駅や地下街などと接続している他、「うめきた」と「御堂筋」を結ぶ重要な地下空間。終日、多くの歩行者が利用している。周辺地下空間の耐震化が進む一方で、同広場は未実施となっており、老朽化対策や耐震化が必要となっている。
17年度は、同広場と地下構造物本体、既設構造物(地下鉄駅など)との接続部の詳細設計を進める。担当者は「柱の増強の他、躯体全体の抜本的な耐震化も検討している」と話す。
 工事は隣接する阪神百貨店の建て替えに合わせて実施する方針で、18年度の着手を予定する。百貨店の建て替えや、うめきた2期のまちびらきの時期に合わせ、23年度の事業完了を目指す。
 市ではこの他、地下街管理者が行う耐震化事業などに対して、整備事業費の一部を補助する。当初予算案で7300万円を計上した。
 17年度は、▽ホワイティうめだ▽なんばウォーク▽NAMBAなんなん▽あべちか―の4地下街に対して実施する予定。耐震化工事、躯体補強工事、天井部改修工事などを予定している。

提供:建通新聞社