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建設経済新聞社
2017/03/22

【京都】夏頃に事後公表の試行拡大 土木一式Uの一部を対象に

 京都府は21日、予定価格事後公表の試行対象工事を拡大する方針を明らかにした。
 同日開催の京都府入札制度等検討委員会で方針を示した。
 土木一式工事のU等級発注工事の一部を対象に試行を拡大する。一定規模の発注量がある土木一式工事において、現在事前公表としている最上位等級であるU等級を対象とする。
 試行する中で、コンプライアンスに関する検証(非公開情報の聞き出し等の有無)、入札過程・結果の検証(入札参加者数、くじ発生状況、落札率等)、入札参加者の体制面の検証(企業の体制面(積算可能な体制か)を行う。
 対象工事の選定、業界周知などの期間を考慮し、夏頃をメドに施行を拡大する考え。
 検証結果を踏まえ、翌年度以降の方針を検討する。
 府入札制度等検討委では社会保険未加入対策の推進についても報告があった。
 府は、国土交通省が社会保険未加入対策を進めていることを踏まえ今後の対応を検討。府発注工事の下請業者の社会保険等加入実態を調査し、対応方針を検討する。
 このほか、公共工事設計労務単価の改定、橋梁架設工事等の安全対策厳格化の報告があった。