静岡県の「ふじのくにづくり支援センター(矢野弘典理事長)」が、自治体の発注関係事務を外部からサポートする公共工事発注者支援機関として、県内土木部門では初の認定を受けた。22日に矢野理事長が川勝平太県知事に認定を報告する。
公共工事発注者支援機関は、改正公共工事品確法が求める発注者の責務を果たせるように、技術職員不足の課題を抱える自治体をサポートする。
認定を受けた「ふじのくにづくり支援センター」では、これまでも保有する専門的な知識・技術を生かし、発注者支援の取り組みとして牧之原市で防災公園整備工事監理業務、浜松市の市単独事業発注者支援業務などを実績として上げている。
今後も静岡県と連携して、技術者が不足する市町への技術審査や監督・検査などの発注関係事務、点検・パトロール業務などの支援を拡大し、公共工事の品質確保が図られることが期待されている。センターでは、「積極的に支援業務に当たりたい。ぜひ活用を」と訴える。
問い合わせ先は同センター道路担当 電話054(254)8140。
提供:建通新聞社
(2017/3/22)
建通新聞社 静岡支社