日本工業経済新聞社(山梨)
2017/03/21
【山梨】NTT用地取得が議決 山下・笛吹市長は1年くらいで活用方向付け
笛吹市議会は17日、NTT用地にかかる土地売買契約案件を議決した。これにより本契約となり、今後は市民、議会を交えて地域活性化の核となる活用策を探ることとなる。
ミズベリング構想の発表から2年余り。核となる誘客施設の舞台となったNTTグラウンド跡地の問題に一定の決着がみられた。市議会第1回定例会に追加上程された同地にかかる土地売買契約案件が本会議で採決され、審議を付託された総務常任委員会の「可決すべき」とする委員長報告に賛成18、反対2で可決した。
同地購入をめぐっては、一昨年の9月定例会でミュージアム計画を示したうえでの用地購入費用を計上した補正予算が否決され、1年前の定例会に提出された売買契約締結議案も僅差ながら議会の信を得られなかった。
今回の契約案件は、地中内調査の実施や瑕疵担保期間など内容が前回とは異なり、議決を受け山下政樹市長は、必要となる駐車場整備を進めたうえで「1年くらいかけて、市民には使ってもらってイメージを持ってもらい方向付けを」と今後の道筋を示した。