警視庁は「丸の内警察署庁舎改築実施設計」を日建設計(千代田区)に委託した。基本設計を担当した同社と随意契約を結んだ。老朽化し手狭になっている既存庁舎を延べ床面積8500平方b規模で建て替え、東京消防庁有楽町出張所を合築する。2018年2月28日納期で成果を得て18年度に既存庁舎の解体工事に着手。21年度中に完成させる考えだ。
丸の内署(千代田区有楽町1ノ9ノ2、敷地面積745平方b)の既存庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上10階建て延べ6146平方b。築40年以上が経過し、老朽化して耐震性が低く、手狭になっている。敷地面積が限られているため、都有施設に一時的に機能を移転した上で建て替える。
新施設の規模は地下3階地上12階建て延べ約8500平方bを想定。東京消防庁の有楽町出張所を合築するとともに、平面往復式(スラットコンベア式)の立体駐車装置を配置する。
17年度末までに設計を取りまとめて18年度に着工。既存庁舎を解体撤去した後、新庁舎を建設する。21年10月の完成を目指す。解体を含めた全体工事費は40億円程度の見通し。
提供:建通新聞社