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建通新聞社(神奈川)
2017/03/21

【神奈川】予定価格313億円余で再公告 横浜文化体育館再整備のPFI事業者選定 横浜市

  横浜市は3月21日、横浜文化体育館(文体)の再整備でPFI事業者を選ぶ総合評価一般競争入札を再公告し、税込み予定価格を前回(2016年5月)の公告時に比べ約49億円増の313億8741万円とした。6月19〜21日に入札参加資格確認申請書、7月18日まで入札と提案書を受け付けて審査を進める。9月上旬の開札、9月下旬の落札者決定などを経て、年末の第4回市会定例会に事業契約案を付議する予定だ。
 事業期間17〜38年度のBTO方式を採用し、PFI事業者に現・文体敷地(中区不老町2丁目)へ「メインアリーナ」を延べ床面積1万5100平方b以上、旧横浜総合高校敷地(中区翁町2丁目)へ「サブアリーナ」を同1万2500平方b以上の規模で整備してもらい、その後の維持管理・修繕・運営も任せる。併せて各敷地の一部に民間収益施設の整備を誘導する。
 税込み予定価格265億3369万5000円だった前回の入札手続きが参加者の辞退で中止となったため、債務負担行為の限度額を当初の280億円から320億円に引き上げて再公告の前提を整えた。
 先行整備するサブアリーナのスケジュールを▽設計=12月〜18年9月(前回5月〜18年3月)▽建設=18年10月〜20年9月(18年4月〜20年3月)▽供用開始=20年10月下旬(20年6月)―に見直した。後続のメインアリーナについては、計画通り設計を21年12月までに完了させるとともに▽現・文体の解体=21年1〜12月▽建設=22年1月〜24年1月▽供用開始=24年4月―で進めてもらう。
 前回と同じく設計や建設などを担当する複数企業のグループに入札参加を求める。要件も設計と工事監理が1級建築士事務所の登録など、建設が▽建築=経営事項審査(経審)総合評定値1050点以上の建築工事業特定建設業許可▽電気=経審総合評定値1050点以上の電気工事業特定建設業許可▽管=経審総合評定値950点以上の設備工事業特定建設業許可―などで同様だ。
 提供:建通新聞社