日本工業経済新聞社(群馬)
2017/03/17
【群馬】国土交通省高崎河川国道・芝焼きで堤防の維持管理
国土交通省高崎河川国道事務所(桑原正明所長)は6〜15日にかけて、寺尾町地先ほかの烏川右岸で築堤工事を進める堤防など3カ所で芝焼きを行った。2015年度に県内で16年振りに芝焼きを復活。16年度も丈夫な芝の育成や雑草の種の除去、病害虫駆除などを目的に芝焼きを実施した。
芝焼きは16年度烏・神流川維持工事を請け負う塚本建設(藤岡市)が、散水車や消化器などの安全に配慮して行った。15日は前日に降った雨などの影響でなかなか燃え広がらない状況の中、焼き残しがないように丁寧に作業を進め、烏川右岸の堤防約2000uの芝焼きを完了させた。
また、芝焼きを行う場所と通常の芝刈りで維持管理を行う場所を比較して、雑草の生え具合などの効果を検証している。このほか鏑川右岸の東邦亜鉛藤岡事業所付近(森新田地先)や神流川右岸にあるかんなの湯付近(埼玉県神川町地先)でも芝焼きを行った。
17年度も継続して芝焼きを実施する予定で、自治体の協力のもと実施場所を増やしていきたい考え。