千早赤阪村は、新庁舎建設計画の見直しについて、2月に実施した住民アンケートの結果を踏まえ、建設候補地を現庁舎位置とし、建て替えることを決めたと発表した。今後は、4月に行われる村議会議員選挙の状況を見て、基本設計費を補正予算に計上したい考えだ。
住民アンケートで紹介された現庁舎建て替え案によると、新庁舎は鉄骨造3階建て延べ1624平方bを想定。ただし、今後の基本設計で規模など変更の可能性もあるという。総事業費は10億8763万円を試算している。所在地は水分180。
現庁舎でのメリットは利便性が高く、消防署や保健センターなどの既存施設が集積している。反対にデメリットは、敷地面積が狭く駐車場の確保が難しいことと、現庁舎の所在地が急傾斜地崩壊危険区域内にあること。グラウンドアンカーによる擁壁補強などの対策工事を実施し、新庁舎の安全を確保することが必要だ。
提供:建通新聞社