富山市は、「富山市内斎場PFI等導入可能性調査業務委託」に係るプロポーザルを実施し、最優秀者に日本経済研究所を選定、13日までに1720万円で随意契約した。
市内にある富山市斎場、北部斎場、大沢野斎場、婦負斎場の4施設が、いずれも老朽化が進んでいるため、PFIを導入して施設整備・運営を行った場合に、従来の行政主導よりも低コストでより良い市民サービスが提供できるかなどの可能性を探る。調査内容は▽火葬需要の現状と予測の分析▽課題の分析▽整備の基本的な考え方の検討▽VFM(支払いに対してもっとも価値の高いサービスを提供するという考え方)の算出や事業手法の検討―など。委託期間は18年3月23日までとなっている。
4斎場の概要は次の通り(施設名 場所 開設年 炉数 15年度の火葬件数 炉の改修履歴―の順)。
▽富山市斎場 西番135番地 1967年9月 火葬炉11基、汚物炉1基 2374件 93〜97年に大規模改修
▽北部斎場 岩瀬池田町71番地 71年11月 火葬炉5基 1716件 88〜92年、2013年に大規模改修
▽大沢野斎場 坂本3038番地 81年7月 火葬炉3基、汚物炉1基 293件 00年に1基増設
▽婦負斎場 八尾町三田77番地 78年9月 火葬炉4基、汚物炉1基 512件 99〜00年に大規模改修