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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/03/13

【山梨】アイ・コンストラクション推進連絡会が発足

 本県のi―Constructionへの取り組みを推進するための推進連絡会が発足し、10日に第1回会議が国土交通省甲府河川国道事務所で開かれた。会議では、同省や県の取り組みが紹介され、県建設業協会も積極的に関与していくことを表明した。今後も国県がICT活用工事を試行し、2017年度にはICT体験講座を開催するなど、県内の受発注者が共に建設現場の生産性向上を図っていくことを確認した。
 推進連絡会は甲府河川国道事務所、富士川砂防事務所、県県土整備部、県建設業協会で構成。
 初会議で連絡会会長の尾松智甲府河川国道所長は「i―Constructionの取り組みを県内で円滑に進めるために連絡会を発足しました。きたんのない意見交換ができれば」とあいさつ。
 その後、関東地方整備局が進めている「“地域インフラ”サポートプラン関東2016」で、生産性の向上へi―Constructionの取り組みが位置づけられていることが紹介された。
 続いて関東整備局、甲府河川国道が16年度の取り組みを説明。甲府河川国道ではICT活用工事を施工者希望T型で3件、施工者希望U型で6件を3月9日時点で契約している。また、施工者や協会と共にICT体験講座を17年度に開催する予定と紹介した。
 県県土整備部技術管理課では、ICT土工への取り組みとして16年度から試行工事に着手したことを説明。17年度も1〜2件の試行発注を目標にしているとした。
 建設業協会も、会員企業がi―Constructionに関心を寄せており、積極的に関わっていきたいと説明。さらに、若い人たちは重機などに関心を持っており、担い手確保のためにもi―Constructionの推進に協力していきたいとした。