福井県は17年度当初予算案で、「地域包括ケア病院等整備事業」として、7億4996万1000円を計上した。
身近な地域でリハビリや在宅医療を受けることができる体制を整備するため、急性期から回復期への病床転換や在宅医療に取り組む医療機関の施設整備などを支援するもの。
まず、回復期病棟への転換に必要な施設整備等に対する補助としては今のところ、奥村外科胃腸科(福井市)、国立病院機構敦賀医療センター(敦賀市)、林病院(越前市/継続分)のほか、屋上を活用したリハビリスペースの設置を計画する、地域医療機能推進機構福井勝山総合病院(勝山市)の計4カ所を想定。
また、併せて、在宅患者の受入れ等に対応するための施設整備等として、上中病院(若狭町)の診療所化に伴う改修も引き続き支援する予定だ。