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建通新聞社(中部)
2017/03/13

【岐阜】多治見駅南再開発 建設系事業協力者の募集を開始

 多治見駅南地区再開発準備組合(赤塚勝彦理事長)は、多治見駅南地区市街地再開発事業の「建設系事業協力者」の募集を13日午前10時から始める。3月24日まで参加表明書を受け付けた後、企画提案書提出(4月11日まで)、プレゼンテーション(4月26日)を経て、5月下旬には選ばれた協力者と協定を結ぶ見通し。多治見駅南地区再開発推進計画鳥瞰図
 建設系事業協力者は、建築工事の施工に技術力やノウハウを活用するため、すでに住宅デベロッパー系の事業協力者として参画しているフージャースコーポレーション(東京都千代田区)や設計を担当する大建設計名古屋事務所(名古屋市東区)、その他再開発研究所(兵庫県川西市)と都市問題経営研究所(大阪市)らと協働で事業を進める。事業協力期間は本組合設立まで(2017年度内を目標)。
 参加資格は特定建設業の許可、17年1月1日現在の経審の建築一式が1800点以上、過去10年間に市街地再開発の事業協力者として参画した実績、再開発コーディネーター協会の法人正会員かつ個人正会員が3人以上在籍―など。
 多治見駅南地区市街地再開発事業では住宅棟、商業業務棟、立体駐車場は多治見市本町1丁目、音羽町2丁目の周辺約2fに建設する。計画規模は住宅棟が鉄筋コンクリート造25階建て延べ1万8935平方b、戸数は150〜160戸。商業業務棟が鉄骨造7階建て延べ2万2870平方b、1〜4階を商業床とし5〜7階が業務床となる。立体駐車場は8層9段で床面積は2万4800平方b、駐車台数は688台。
 推進計画段階の資金計画で事業費は228億円(工事費189億円、土地整備費25億円、調査設計計画費7億円、事務費5億5000万円、借入金利子1億5000万円)。
 今後のスケジュールは、17年6月ごろまでに事業計画の策定と再開発組合の設立を目指す。組合設立後は権利変換計画の策定とその認可を進め、18年度内に既存施設の解体工事や建築工事に着手する。事業完了は20年度を予定している。

提供:建通新聞社(2017/03/13)