下田市は移転新築を計画する市役所庁舎について、事業規模は23〜30億円とし、構造は鉄骨造で階数は複数階建てを検討していることを市議会3月定例会で明らかにした。新庁舎は河内にある市立稲生沢中隣接の民有地に移転する方針。2017年度当初予算案に新庁舎建設基本計画策定や測量などの調査費2200万円を計上した。20年度内の施設完成を目指し整備を進めていく。
市は財政健全化計画に基づき新庁舎建設費の上限を算出。市の借金に当たる起債残高を200億円以内とし、21年度をめどに進めていく中学校統合事業と合わせて年間償還額を9000万円以下に抑えていく。
庁舎は、駐車場を確保するため複数階建てにする見通しで、規模は来庁者の待合スペースや相談室、職員の休憩室を設けるため現庁舎の1・86倍に当たる延べ5965平方bを目安に挙げた。構造は鉄骨造を想定している。
提供:建通新聞社
(2017/3/13)
建通新聞社 静岡支社