西尾市は3月3日、公募型プロポーザル方式で名鉄西尾駅前の市有地を活用し、コンベンションホールやホテルなどの宿泊施設を整備、運営する「西尾駅西広場整備事業」の優先交渉権者に、西尾駅西開発(西尾市寄住町若宮37)を代表企業とするグループに決定した。3月中に基本協定を締結し、夏ごろに着工する。2018年秋の供用開始を目指している。借地期間は32年間。
同グループは、2社で構成されており、代表企業の西尾駅西開発は、西尾商工会議所、西尾市観光協会、同商工会議所会員企業など株主に設立する新会社。フジケン(岡崎市)のグループ会社でホテル、コンベンションホールなどを展開する三河湾リゾート・リンクス(岡崎市戸崎町藤狭1ノ9)が構成員になっている。
事業計画書によると、コンベンションホール棟とホテル棟を建設する。西尾駅西開発が運営するコンベンションホール棟の規模は、2階建てで最大収容人数392人の講演会などに利用できる他、市民ホールと位置付ける貸会議室(多目的ルール)を配置。三河湾リゾート・リンクスが運営するホテル棟の規模は、10階建て延べ2500平方bで、収容人数は192人(合計104室)を計画している。
その他に、コンベンションホール棟1階には24時間利用可能な公衆トイレや駐車場(71台)を設置する他、災害時には市民の一時避難場所として提供予定だ。
敷地面積は3534平方b。建設地は花ノ木町4ノ64。
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建通新聞社