設楽町は、2017年度事業で「歴史民俗資料館」(仮称)と併設する「道の駅清嶺」(仮称)の新設を計画しており、当初予算案に事業費として4億8600万円を計上した。12月議会での承認案件として一般競争入札での発注を目指す。
計画によると、歴史民俗資料館は現在の「奥三河郷土館」(田口地内)の老朽化対策として、清崎地内に移転新築する。国道257号沿線という立地条件から、道の駅を併設して集客を図る方針だ。歴史民俗資料館の規模は延べ床面積2200平方b程度、道の駅清嶺の規模は延べ床面積620平方b程度を予定している。
同事業では、16年度に浦野設計(名古屋市西区)で実施設計に着手した。16年度内の設計完了を予定していたが、9月下旬まで繰り越すことになった。各施設の構造などを盛り込み詳細を詰めていく。
当初予算案の事業費は、歴史民俗資料館建築工事に3億0760万円、道の駅清嶺に1億7894万円を計上。この他、歴史民俗資料館では展示物作成委託に1億0400万円と、田口線の展示建築に300万円を盛り込んだ。
同町では今後、17〜18年度の2カ年で建設を進め、道の駅は19年度初頭、歴史民俗資料館は展示物の搬入などの作業を経て同年夏ごろのオープンを目指す。
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建通新聞社