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建通新聞社
2017/03/10

【大阪】17年度に本体着工へ 淀川左岸線2期

大阪市と阪神高速道路の合併施工方式により整備する「淀川左岸線2期事業」について、市は事業期間を2020年度から26年度に延長した。17年度当初予算案で20億4700万円を計上、いよいよ本体工事に着手する。
 2期区間は、大阪市此花区高見1〜北区豊崎6までの全体延長約4・3`。淀川堤防と一体型の本体地下構造4車線、幅員22bとなる。全区間本体は開削トンネルで施工する。道路上面は歩行者専用道路や緑地を整備し、環境や景観に配慮する。
 同事業では、淀川堤防と道路トンネルが一体となる前例のない構造物を整備する。このため、耐震性などの安全性確保が必要で、学識経験者らで構成する委員会を立ち上げ、技術検討などを進めてきた。また、豊崎出入り口部で並行路線として整備する淀川南岸線への接続ランプ(上り、下り)の廃止や同部の本線トンネル化、換気所の減数などの都市計画変更も行った。
 市は今後、共同事業者である阪神高速道路とともに、都市計画法・河川法などに基づく手続きを進める予定。工事の発注形態や工区割りについては今後検討していく方針だ。

提供:建通新聞社