東京都財務局は「都立竹台高等学校(28)改築工事実施設計」業務を石本建築事務所(千代田区)に委託した。基本設計作業を担当した同社と随意契約を結んだ。現在の体育館やグラウンドのあるスペースに延べ床面積約1万1600平方b規模の校舎・体育館を新築し、完成後に既存建物を取り壊してグラウンドを再整備する。2018年2月末の納期で設計をまとめ、18年度に体育館の解体工事と改築工事に着手する考えだ。
竹台高校(荒川区東日暮里5ノ14ノ1他)には、既存建物として▽普通教室棟(鉄筋コンクリート造5階建て、1970年完成)▽特別教室棟(同造3階建て、53年完成)▽管理教室棟(同造3階建て、54年、75年完成)▽体育館棟(同造3階建て、74年完成)―など延べ床面積約9000平方bの建物がある。いずれの建物も老朽化し設備が陳腐化している。また、グラウンドが狭く、第2グラウンド(テニスコート)が飛び地にあるため使い勝手が悪いといった課題がある。これらに対応し、教育環境を改善するため建て替える。
新校舎の規模は、体育館・プール棟(約2500平方b)を含めて延べ床面積約1万1600平方b。3学年・24学級の教室を確保するとともに、職員室や会議室、講義室、物理室、化学教室、調理室、美術室、視聴覚室、図書室などを配置する。体育館は柔道室や剣道場、トレーニング室、部室などを備えた施設とする。
17年度末までに実施設計を取りまとめ、18年度にまず体育館棟を除却。同年度中に改築工事にも着手して21年度中に完成させる。これに合わせ既存校舎棟の解体工事を21年度に実施し、22〜23年度でグラウンドを整備して事業を完了させる。
提供:建通新聞社