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鹿児島建設新聞
2017/03/09

【鹿児島】鹿児島駅周辺整備 18年度に仮駅舎建設

web03-02-1-3 鹿児島市は、鹿児島駅周辺都市総合整備事業のスケジュールを明らかにした。2017年度に東側駅前広場、自由通路および駅舎の詳細設計を実施したあと、事業認可を取得し、18年度に仮駅舎の工事に着手する。新駅舎と自由通路は19年度から、駅前広場は20年度に着工する見通しだ。
 駅前広場(約1万u)は、現在の交差点形状を基本とし、区域を「かんまちあ」側まで拡大することで、バス、タクシー乗り場を集約。また、歩行者用上屋を配置して、利便性の向上を図る。自由通路(L103m×W3m)は、東西にエレベーターを設置するほか、駅舎と一体化することで、通路から直接改札口へ連絡し、安全で快適な24時間通行可能となる。コンセプトは、大正時代の駅舎をデザインをモチーフとした歴史を感じさせるデザイン案としている。
 鮫島局長は「JR九州が周辺の開発計画で、駅舎デザインとの調和を要請しており、駅前広場の詳細設計で調和を図っていきたい」と答弁した。
 供用開始は、新駅舎および自由通路が20年度、駅前広場は21年度を予定。

また、鹿児島市交通局は鹿児島駅周辺都市拠点総合整備事業のスケジュールに合わせて、市電の停留場を整備する。17年度から軌道変更等の基本・実施設計を進め、19年度の工事着手を目指す。
 同局では、市電停留場とJR鹿児島駅との交通結節機能を図るため、一部軌道変更や電停のバリアフリー化、上屋設置などを実施。設計に当たっては、停留場と新駅舎の距離を含めた検討を行う。設計完了後は、18年度の認可手続き(軌道変更・上屋設置)を経て、19年度に着工する予定。21年度の駅前広場の供用開始に合わせて整備する。
 上本町磯線は17年度、拡幅で支障となる鉄道施設の移転工事や浜町バス営業所から鼓川線との交差点付近までの用地取得などを計画。稲荷川付近から和泉屋町踏切までの区間で幅員2.5mの歩道を整備し、交差点2カ所に右折レーンを設ける。

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