福井県は17年度当初予算案で、県産農林水産物を加工して付加価値を高める食品加工施設の整備支援に向け、15億円を計上した。5月末にも着工へと運ぶ見通しだ。
事業主体は福井県経済農業協同組合連合会で、総事業費が20億円。補助率は国1/2、県1/4で、新年度の着工および完成が見込まれる。
計画によると食品加工施設は、福井市高木中央3丁目の総合施設センター内の既存倉庫を解体したうえで、その跡地に新築。加工用キャベツの集出荷施設も併設とし、規模は全体でS造平屋一部2階建て延べ3000平方メートル程度。
県では5月下旬から6月上旬の着工、年度内の完工を想定。施工者に関しては、県に準じた方式で選定するよう求めていくとしている。
なお、加工施設のうち、炊飯業務は経済連の関連会社が担当。一方、総菜加工については、福井県民生活協同組合関連の農業法人が賃貸し、運営する予定だ。