大和ハウス工業(大阪市北区梅田3ノ3ノ5)と東急不動産(東京都港区南青山2ノ6ノ21)、アール・アイ・シー・マネジメント(東京都港区西新橋2ノ11ノ8、以下RICM)の3社は、桑名市に共同で物流施設を開発することを明らかにした。3者で特別目的会社を設立し、「桑名プロジェクト(仮称)」として計画を進める。着工は2017年中を予定。19年春の竣工を目指している。
実施設計や施工を担当する企業は、現在のところ未定。大和ハウス工業は、自社で物流施設の設計・施工も行っているが、今回はゼネコンへの外注も含めて検討する。アセットマネジメントはRICMが受託ことが決まっている。
開発する物流施設の規模については、鉄骨造で6層構造のイメージ(=図)は描いているものの、詳細は「今後、調整を進める」とした。投資額は約220億円を想定している。
建設地は桑名市多度町力尾。多度力尾土地区画整理組合が整備した工業団地「テックベース桑名」内の敷地7万0253平方bを、2月7日付で取得した。
同地は、東名阪自動車道の桑名インターチェンジと桑名東インターチェンジから車で約10分の場所に立地。名古屋市内や名古屋港へのアクセスが良いことに加え、東海環状自動車道や新名神高速道路の整備によってさらに利便性が高まることも予想されており、開発を決めたようだ。
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建通新聞社