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建設新聞社
2017/03/08

【東北・福島】環境省福島環境再生事務所が中間貯蔵施設の土壌貯蔵と保管場各2件を公告

 環境省福島環境再生事務所は、福島県双葉町と大熊町に設置する中間貯蔵施設の土壌貯蔵施設等工事2件(大熊3工区、双葉2工区)と保管場設置等工事2件(大熊町、双葉町)を、WTO標準型総合評価落札方式(施工体制確認型)の対象として公告した。
 土壌貯蔵施設の2件、保管場の2件は、それぞれともに技術提案を共通化できる案件のため、一括公告して審査を行う試行工事とする。なお、複数の工事に参加を希望する場合は、工事毎の申請書提出および入札が必要。
 参加資格は4件共通で、3社以内の特定JVもしくは経常JVまたは単体で、すべての参加者が環境省における一般競争参加資格の土木工事A等級に格付されていること。
 また、土壌貯蔵施設に参加する単体および特定JV代表には、災害廃棄物処理、除染工事、中間貯蔵施設関連のいずれか、かつ最終処分場(遮水工を含む)の施工実績を有すること。
 同じく保管場には、除染工事、または環境省における中間貯蔵施設に関する施工実績を求めている。
 申請書等の提出は今月31日12時まで。開札は4月28日で土壌貯蔵大熊3工区が10時、同双葉2工区が11時、大熊町保管場が13時、双葉町保管場が14時に行う。
 土壌貯蔵施設等工事の概要は、保管場から運搬された除去土壌等の受入・分別処理設備(計量設備、荷下ろし設備、破袋、一次・二次分別設備、処理土壌運搬設備等)を設計・施工し、受入・分別処理を行うとともに近隣に土壌貯蔵施設を設置して分別物の運搬・埋立・被覆を行う。
 設置場所は、双葉町が中間貯蔵施設内の北側、大熊町が南側。なお、各工区の処理対象物量(想定)は103万2500d。工期は2021年3月31日まで。
 一方、保管場は、仮置場等で保管されている除去土壌等を一時的に保管する施設。大熊町の主な工事数量は、造成工8万7700平方b、舗装工9万7440平方bで、積込場等からの除去土壌等輸送量は可燃物2万5500袋、不燃物5万9500袋など。
 双葉町は、造成工7万5600平方b、舗装工8万4000平方b、可燃物2万0700袋、不燃物4万8300袋など。工期は両工事とも18年3月26日まで。
 なお、中間貯蔵施設関連では、土壌貯蔵施設等工事3件(大熊1工区、同2工区、双葉1工区)が公告中で、4月21日に開札する。

 提供:建設新聞社