地元と基本同意書の手交式 長野広域連合が千曲市屋代中島に建設を計画する「B焼却施設」について、地元屋代第六区の受け入れに関する基本同意書がまとまった。広域連合と市、地元区の3者による手交式が3月6日、千曲市役所で行われた。
基本合意の内容は、周辺環境の影響を最大限軽減できる施設とし、施設と周辺のイメージアップ道路、緩衝地帯等の必要な整備―など6項目を挙げている。
今後のスケジュールは、2017年度に都市計画決定、用地買収を行い、事業者選定委員会を開催。設計・建設・監理・運営を一括で発注し、18年2月に事業者を決定する予定。発注方式は建設業者とごみ焼却炉などの設備業者とのJVを対象に、公募型プロポーザルか総合評価の一般競争で選定する方針。工事期間は約3年を見込んでおり、用地買収や事業者の選定が順調に進めば21年3月に竣工・稼働開始する予定だ。なお、アドバイザリー業務は日本総合研究所(東京都品川区)が担当している。
当初計画では、施設は連続運転式焼却施設(ストーカ式焼却炉+燃料式灰溶融炉、流動床式ガス化溶融炉、シャフト炉式ガス化溶融炉)とし、処理能力1日当たり50tの炉を2基(100t)を想定している。
提供:新建新聞社