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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/03/06

【山梨】増設庁舎は実施設計、屋外駐車場は用買 中央市の田中市長

 中央市は第1回市議会定例会を1日に開会し、田中久雄市長が施政方針と上程議案の説明を行った。特に重要と位置付ける事業に庁舎や道路網整備を挙げている。
 施政方針のなかで田中市長は、3期目の集大成となる新年度のスタートにあたり、真正面から取り組むべきとして5つの課題を挙げた。
 新たに担当部署を設置して取り組む庁舎整備は、新年度には増設部分の実施設計に着手するとともに、並行して許認可申請の手続きを進める。設計完了後には速やかに建設工事に移りたい考えだ。
 また、260台分のスペースが必要とされる敷地外駐車場については、各種手続きが完了する夏以降に用地交渉をスタートさせ、取得後、詳細設計から造成工事へと順次取り組んでいくと語った。
 リニア交通政策課を新設して取り組むリニア活用のまちづくりは、基本構想を年度内に策定して、駅周辺の整備や開発など、その効果を享受できるまちづくりを加速させていく考え。
 道路網の整備は、リニア駅にアクセスし地域間の連絡機能を有する田富玉穂大津線延伸に工事着手するうえ、幹線道路の強化を図るとして玉穂中央通り線において事業を進める。当面は、医大南部土地区画整理事業地南端から新環状南通り線までの区間の早期事業化を目指すとしている。
 そのほか重要課題としては、総合戦略のなかでは基本目標の新しい人の流れつくる取り組みを強化し、業務継続計画策定に着手するなど防災対策強化を図ると語った。