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建通新聞社(東京)
2017/03/07

【東京】篠崎地区 区は仮換地指定目指し合意形成

 国土交通省関東地方整備局と東京都、江戸川区が共同で事業を展開する篠崎公園地区整備で2017年度、江戸川区が区施行の上篠崎一丁目北部土地区画整理事業について仮換地指定に向けた権利者との合意形成を図る考え。これに基づき関東地整江戸川河川事務所が16年度にまとめた盛土設計について、区の換地処分案に基づく時点修正を行う。仮換地指定に向けた手続きが順調に進めば、関東地整が18年度にも盛土工を発注する。
 同事業では、関東地整が高規格堤防の整備、東京都が篠崎公園の整備、江戸川区が上篠崎一丁目北部土地区画整理事業と幹線街路補助線街路第288号線、第13号江戸川緑地の整備をそれぞれ行う。
 高規格堤防は、延長約420bで堤防幅は約150b。整備面積は約6・4fで、公園区域と土地区画整理事業施行区域全体の盛土工は関東地整が発注する。
 16年度に建設技術研究所(中央区)が詳細設計をまとめており、盛土高は高い所で約8b、土量は全体(公園事業区域のうち高規格堤防化する箇所と区の土地区画整理事業施行区域の合計)で約33万6000立方bを見込む。土は公共工事の建設発生土を活用する方針。
 区の上篠崎一丁目北部土地区画整理事業は、上篠崎1丁目と3丁目の一部が対象で、施行面積は約4f。現道を活用した幅員5〜8bの区画道路と、幅員4・5〜6bの生活道路を配置する計画。全体道路延長は約870bで面積は約5700平方b。17年度は、16年8月から月1回ペースで開いている審議会・勉強会を通じて権利者と合意形成を進めていく方針。
 合意形成の進展を見ながら仮換地指定に向けた手続きの準備を行う他、施行区域内の区画道路など基盤整備に向けた詳細設計を委託する予定。17年度末ごろまでに仮換地手続きを完了するスケジュールを想定している。
 都による篠崎公園の整備では、盛土によって使用できなくなる野球場やテニスコートなどを再配置し、多目的広場や修景施設を設置する計画。

提供:建通新聞社