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建通新聞社
2017/03/06

【大阪】地域差くっきり京都UP和歌山DOWN

国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、近畿圏2府4県に所在を置く建設会社の2016年1〜12月期の総受注高は、14兆3928億0900万円で、前年比5・7%増となった。中でも京都の受注高は1兆3513億1700万円で、前年比57・3%増となるダントツの伸び率を見せた。
 前年比増は京都の他、大阪の9兆9340億6600万円(前年比1・7%増)、兵庫の2兆0308億7400万円(同4・9%増)、滋賀の5129億9900万円(同25・7%増)の2府2県。残る奈良と和歌山は前年比減となった。
 近畿圏の受注高を業種別にみると、総合工事業(ゼネコン)は8兆7218億6200万円で前年比5・1%減となったのに対して、職別工事業(専門工事業)は2兆0866億4700万円の前年比68・5%増と大幅に伸ばした形だ。
 元・下請け別では、元請け受注高は9兆8474億4600万円(前年比3・7%増)、下請け受注高は4兆5453億6300万円(同10・3%増)と共にアップ。下請け受注高をさらに地域別にみると、京都の7897億7200万円(前年比138・5%増)と、和歌山の1793億2500万円(同31・9%減)の増減が明暗を分けた。
 発注者別(公共工事、民間工事)にみる元請け受注高は、大阪、兵庫、京都の2府1県で公共・民間共に前年比増となったものの、滋賀と奈良は公共減、民間増。和歌山にあってはいずれも減となり、地域差が垣間見えた。
 全国の受注高は86兆3986億円(前年比5・7%増)。このうち元請け受注高は58兆2370億円(同4・6%増)、下請け受注高は28兆1616億円(同8%増)。公共・民間別では共に前年比増。業種別ではゼネコン、専門工事業いずれも前年より受注高を伸ばした。
※2016年建設工事受注動態統計調査近畿2府4県集計表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社