新潟市は、万代島旧水揚場跡地で計画する多目的広場の建築工事を、4月にも入札公告し、6月議会での請負承認を目指している。電気および機械設備工事は5月または6月の公告となる見通し。
19年1月の新潟港開港150周年に向けて、交流拡大と周辺施設との連携を図るため、旧水揚場(中央区万代島地内)の建物(S造平屋建て延べ約3600平方メートル)を耐震改修し、屋外広場と駐車場を設ける。整備に当たっては、華美なものにするのではなく、従来の武骨な風合いを生かす方針で、冷暖房設備は導入せず、給排水、電気、ガスに対応する予定。18年3月の完成を目指している。
17年度当初予算案には新潟港利活用活性化事業として7億9599万3000円を計上。うち、多目的広場整備工事費に7億6100万円を充当する。
設計は、新潟市建築設計協同組合(担当チーフ=ジール)が担当。