岐阜市が2014年から修復工事を進めてきた岐阜公園内の「三重塔」が完成した。細江茂光岐阜市長ら関係者約30人が出席した記念式典で市のシンボルの完成を祝った。
三重塔は1917年築造の登録有形文化財。木造で高さは22b。構法は四天柱と敷梁で櫓(やぐら)を3層に組み上げる櫓工法。心柱は上からつりさげる懸垂式を採用した。工事では柱を残して解体し、部材を再利用し組み立て直した。
施工は中島工務店(中津川市)、設計監理は伊藤平左エ門建築事務所(東京都)が担当した。
細江市長は「市のシンボルとして皆さんに愛されることを願っている」とあいさつした。
提供:建通新聞社(2017/03/06)