学校法人藤田学園(豊明市沓掛町田楽ケ窪1ノ98)は、岡崎市針崎町に建設する「藤田保健衛生大学岡崎医療センター」の概要を明らかにした。デザインビルド方式により3月中をめどに業者を選定する。岡崎市南部と幸田町における新たな救急医療拠点として2018年春の着工、20年4月の開院を目指す。
新病院の規模は、鉄骨造(免震構造)7階建て延べ約3万5000平方b(建築面積約8500平方b)。1階は外来・検査部門、2階は事務・供給部門、3階は手術室など、4〜7階に入院病棟を配置する。2次救急病院として、22の診療科と一般病床400床を備え、救急搬送を24時間(365日)体制で受け入れる。
また、病棟北側には1層2段の立体駐車場として400台分を整備する計画。新病院の建設地はJR岡崎駅の南西約1`で、岡崎市針崎町の岡崎市南部土地区画整理事業地内。敷地面積は約3万平方b。
西三河南部東医療圏では、2次救急医療体制や一般病床の不足が課題となっている。このため、藤田学園と岡崎市、土地区画整理組合が14年、大学病院建設に向け協定を締結、建設計画を推進してきた。三河地域では初となる大学病院として期待される。
総事業費は約200億円を見込み、岡崎市と幸田町が50億円を上限に財政支援する。
提供:
建通新聞社