岡崎市は、2017年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比0・1%増の1233億円を計上、3年連続で過去最大規模を更新した。このうち、普通建設事業費は同0・1%減の207億8277万円。街づくりのための基盤事業として東岡崎駅周辺地区に15億0192万円、隣接地区で連携する乙川リバーフロント地区に13億0743万円を盛り込んだ他、南部の拠点となる岡崎駅東地区には15億2492万円を計上した。
その他の会計では、特別会計が簡易水道事業など12会計で684億1502万円(前年度当初比2・3%増)、企業会計が下水道事業など3会計で556億6080万円(同2・8%増)。これらを合わせた予算総額は2473億7583万円(同1・3%増)となった。
主な建設関係事業では、東岡崎駅周辺地区整備推進業務としてペデストリアンデッキ築造工事など周辺整備に8億7975万円、土地購入費に4億6135万円、用地補償調査費3000万円など。乙川リバーフロント地区整備等推進業務では、乙川河川緑地人道橋整備に3億7139万円、同施設整備に1億8900万円、乙川プロムナード整備に1億7500万円などを盛り込んだ。岡崎駅東地区整備業務では、土地区画整理事業による道路築造に1億5400万円など、シビックコア地区公園整備に1億1394万円を計上した。
文教・保育園施設整備では、矢作北小学校校舎整備業務に3億9153万円を計上。南部乳児保育園(仮称)整備業務に1億0853万円を充てる。私立保育園では、美合保育園園舎建て替えなど事業費補助金として5400万円を計上した他、男川保育園など7保育園の耐久年数調査費を盛り込んだ。
公園関係では、岡崎中央総合公園整備業務に5億2356万円、東公園整備業務に6409万円を計上した他、新規公園として六供公園(仮称)整備業務に1220万円を充てる。道路関係では、街路・道路新設改良事業に16億0731万円、道路整備・道路ストック点検修繕業務として14億2590万円を計上。体育施設では、業者選定を進める龍北総合運動場(仮称)整備業務に3394万円、矢作体育館整備など業務として9069万円を盛り込んだ。
特別会計では、水道事業として水道拡張事業に29億9270万円、配水・給水施設整備事業に25億9802万円など。下水道事業では雨水整備事業に21億3597万円、汚水整備事業に9億8010万円、下水道施設改築更新整備事業に14億4410万円などを盛り込み整備促進を図る。
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建通新聞社