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建設経済新聞社
2017/03/03

【京都】阪高新十条通の無料化等見据え 関連道路の交差点改良等検討

 阪神高速道路京都線の新十条通の31年4月の京都市への移管・無料化を見据え、京都市は、交通円滑化のための関連道路の交差点改良等の検討に入る。
 京都市は国に対し、@油小路線の西日本高速道路梶iNEXCO西日本)への移管、対距離料金制の導入A新十条通の京都市移管による無料化B京都高速道路と名神高速道路との接続を有料道路事業者で新設整備C堀川通(国道1号)の交通円滑化に向け、横断歩道や車線・交差点の改良、新たなバイパストンネルの可能性などの調査を国が実施の4点を要望。その結果、28年12月に国土交通省の近畿圏の新たな高速道路料金に関する基本方針案において、@とAが盛り込まれた。またNEXCO西日本、阪神高速道路等が示した近畿圏の新たな高速道路料金の具体案の中で、「油小路線、新十条通の移管時期を31年4月」としたことから、今後、国や京都府とも連携し、移管に向けた取り組みや京都の交通課題を解決するための取り組みを進めていく考え。
 市は、29年度に▽新十条通の無料化等に合わせた交通円滑化のための関連道路交差点改良等についての検討▽将来道路ネットワーク研究会における京都市の将来を見据えた道路ネットワークの在り方等の検討▽京都高速道路未着工3路線の都市計画変更に向けた取り組みの3点を進める方針。
 市建設局は、29年度当初予算案に京都高速道路の移管に伴う関連道路の検討等として3000万円を新規に予算化した。
 阪高京都線は新十条通(2・7q)、斜久世橋(1・9q)、油小路線(5・5q)。新十条通は31年4月に京都市に移管、無料化される。油小路線及び斜久世橋は31年4月にNEXCO西日本が移管を受け、第二京阪道路や名神高速道路等との一元的管理に移行する。