北陸地方整備局富山河川国道事務所は17年度、国道359号砺波東バイパス事業で「いかるぎの大橋」の上部工に着手する方針だ。17年度政府予算案における直轄事業計画に進捗見込み額10〜12億円が示された。
「いかるぎの大橋」は、プレストレストコンクリート(PC)の高架橋で、橋長が420メートル、全幅員が17・5メートル。同バイパスの未開通区間では唯一の長大橋で、15年度から下部工を推し進めている。17年度には下部工の進捗に併せて、上部工に入る構えだ。設計は大日本コンサルタントが担当した。
同事業は、国道359号の砺波市栴檀野芹谷から高道間の約6・1キロでバイパス整備を行うもので、1997年度に着手。高道から頼成間の4・5キロは、暫定2車線で開通済み。残る頼成から栴檀野芹谷間の1・6キロで完成2車線供用に向けた整備を進めている。全体事業費は約231億円。19年度の開通を予定している。