千葉市幼保支援課は、大森保育所と緑町保育所の建替え・民間移管に伴う整備・運営法人の募集で、大森保育所の法人を社会福祉法人おゆみ野福祉会(長谷川光男理事長、千葉市緑区おゆみ野2−7)、緑町保育所の法人を社会福祉法人弘恕会(森島弘道理事長、千葉市若葉区若松町531−197)に決定した。
いずれも2017年度の三者協議を経て、18年4月1日から仮設園舎での保育及び引き継ぎを開始。18年度に旧園舎の解体工事及び新園舎の建設工事を行い、19年4月1日から民間へ移管して新園舎での保育を開始する。
大森保育所(中央区大森町268)は、1968年4月に竣工したもので、敷地2821・27uに木造平屋建て、建築面積511・11u、延べ556・69u、定員100人(3歳児未満35人、3歳児以上65人)。
一方、緑町保育所(稲毛区緑町2−22−1)は、67年4月に竣工したもので、敷地1243・99uに木造平屋建て、建築面積418・57u、延べ417・15u、定員80人(3歳児未満35人、3歳児以上45人)。
大森保育所は築47年、緑町保育所は築48年が経過し建物の老朽化が進んだため、市は昨年7月に両保育所の改築整備計画を策定。@将来にわたり十分な保育需要が見込まれるA機能拡充と多様な保育サービスへの柔軟な対応が求められるBより低いコストで現在よりも多様な保育サービスの提供が可能になる等の理由で、いずれも仮設園舎を使用しながら、現園舎敷地内において民設民営方式で建て替えることにした。
市が既設園舎の解体工事を行い、整備・運営法人に対して現在の保育所用地を有償で貸し付け(30年間の定期借地契約)、整備・運営法人が新園舎を建設し、所有する。新園舎は平屋または2階建てとし、地階は設けないものとする。
建替え後の新設保育園の定員は、大森保育所が115人、緑町保育所が85人。0〜5歳児のうち、3歳児未満を4割以上5割以下とし、延長保育(20時まで)や障害児保育、産休明け保育、一時預かり(定期及び不定期利用)、地域活動に対応する。
スケジュールは、17年度に市、保護者、事業者による三者協議で移管後の保育内容等を話し合いながら、市が仮園舎を建設。18年4月に仮園舎へ移転した後、市が既存の園舎を解体し、同年7月ごろから移管を受けた事業者が新設保育園の建設工事を開始し、19年2月ごろの完成、同4月の新園舎開園を目指す。
18年度に1年間使用する仮園舎については、大森保育所は大森小学校用地、緑町保育所は緑町中学校用地に市がリース方式で設置する予定で、新園舎開設後に撤去する。