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建通新聞社(中部)
2017/02/28

【岐阜】岐阜市新庁舎建設 夏ごろ一般競争入札公告

 岐阜市は、「新庁舎建設工事」を夏ごろ一般競争入札で公告する見通し。電気や空調設備などの発注方式などは未定。庁舎の移転新築に伴う用地交渉が完了したことから、今後は発注に向けた準備を進める。工事は12月の議会承認を経て着工する運び。事業費は2018年度から20年度までの債務負担行為で176億円(工事費174億7400万円、監理業務委託1億2600万円)を設定、17年度当初予算案には工事関連5000万円(工事費3800万円、監理業務委託1200万円)、岐阜市土地開発公社などからの用地購入費に10億7872万円、物件補償などに2億4240万円を計上している。岐阜市新庁舎イメージ図
 新庁舎はメディアコスモス南側の敷地(司町40ノ1他)に新築する。敷地面積は2万0400平方b。敷地内の既存施設については旧所有者が解体工事を進める。新庁舎の規模は鉄骨造18階建て延べ3万9300平方b、基礎免震構造。高さは81・3bで現在の本庁舎の約2倍。延べ床面積も現本庁舎(約1万7000平方b)の2倍以上となる。
 新庁舎は、防災拠点機能と市民の利便性・快適性を重視した。1〜3階に市民の利用頻度の高い窓口部門を配置、4階は議会部門、5階が市長室など、6、7階に危機管理部門、8階に電気や機械の設備機器室などを配置し、9階以降は財政・企画部門や行政委員会など各事業部門を配置する。エレベーターは物資搬入用や5階までの低層階用も含め10基、その他LED照明や断熱性の高いガラスの採用、太陽光パネルの設置などを予定している。
 隣接して建設する立体駐車場は、庁舎とは別に18年度に工事発注したい考え。規模は5層6段、延べ約1万7100平方b。駐車台数は432台、駐輪台数は237台。トイレ1カ所、エレベーター2基を予定している。新庁舎と立体駐車場は1〜3階部分を渡り廊下で接続する。新庁舎、立体駐車場ともに完成は20年度を目指す。
 設計は佐藤総合計画(名古屋市中区)・司設計(岐阜市)・Ai設計室(岐阜市)の設計共同体が担当している。
 新庁舎移転後の既存庁舎跡地の活用方法は未定。

提供/建通新聞社(2017/02/28)