大阪府は、東住吉警察署庁舎を現地改築する計画で、基本・実施設計の委託先を決めるため、3月8日に公募型プロポーザルを公示する予定だ。参加申請を3月21〜22日に受け付け、4月中にも委託先を決定する。2017年度当初予算案で設計費として6500万円を計上しており、予算成立が前提条件となる。
プロポーザルには、単体企業か2者(建築設計・設備設計)のJVで参加できる。入札参加資格者のランクや、地域条件は設定していない。
改築計画では、大阪市が管理するJR高架跡地(東住吉区山坂)に仮庁舎を建設。現庁舎を解体し、跡地に新庁舎を建設する。新庁舎の規模は今後検討するが、6000〜7000平方b程度を想定している。17年度は新庁舎の設計に着手する他、仮庁舎の設計・工事と文化財調査、既存庁舎の解体設計などを実施する予定だ。17〜18年度に設計を進め、19〜21年度に建設する。
現庁舎は大阪市東住吉区東田辺2ノ11ノ39に位置。既存の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2880平方b。敷地面積は2640平方b。建設後40年以上が経過し、著しく老朽化が進んでいる。また、職員の増加により手狭さも顕著で、建て替えが急務となっている。
提供:建通新聞社