十日町市は17年度当初予算案で、新博物館建設事業費に3カ年の継続費23億900万円を計上した。年割額は17年度が6億4190万円、18年度が10億3570万円、19年度が6億3140万円となっている。
施設規模はRC造2階建て延べ約3000平方メートルを想定。1階には、展示機能と交流機能、エントランス、ショップ、講堂など、2階に収蔵・保存機能などを配置する。基本理念は「市民・来館者と共に考え、活動し、成長する博物館」。外観は2階部分に火焔型土器、1階部分に雪を喚起させる雁木、庇部分の曲線には織物・信濃川のイメージを盛り込んだ。建設予定地は、既存施設敷地内の遺跡広場および広場脇の公園用地(寅甲地内)。
所管課では、17年度から3カ年の工期を想定しており、20年6月のオープンに向け、発注時期などの検討を進めている。
設計は石本建築事務所・トータルメディア開発研究所・阿部設計事務所JV。