全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　石川県は、金沢港無量寺ふ頭前にある県有施設「金沢みなと会館」（金沢市無量寺町リ部８０）の改築に向け、新年度から基本設計に着手する。
　同施設は１９７２（昭和４７）年に建設され、規模はＳ造２階建て延べ約２０００平方メートル。乗船待合室、レストラン・喫茶、貸会議室のほか、宿泊施設も備える。管理及び運営は金沢ポートサービスに委託している。
　２００１、０８年には大規模な改修を施したが、経年劣化が著しく、地元選出県議や経済団体などから早期建て替えを求める声が上がっていた。
　県では金沢港におけるクルーズ船の寄港数増加を受け、乗船客らの利便性向上を図るため、海の玄関口機能の強化に乗り出す。具体的には、みなと会館の改築をはじめ、ＣＩＱや待合施設の新設などを検討しており、新たに策定する「金沢港機能強化整備計画（仮称）」の中で整備方針等をとりまとめる。
　今年度第１次３月補正予算案に整備計画策定経費を計上。年度中に策定に着手し、新年度から基本設計に取り掛かれるよう、所要の経費を当初予算案に盛り込んだ。各施設整備は１９（平成３１）年度までの完成を目指す。