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大阪市は、西区の西船場小学校の教育環境改善に向け、校舎の増築を計画している。地元合意などが順調に進めば、２０１７年度に実施設計に着手する方針だ。
　西船場小学校では、近隣のマンション建設などに伴い、児童数が年々増加している。今後も増え続ける見通しで、現在の児童数４６６人・14学級（16年度）が、22年度には９５２人・29学級と倍増する。
　市では、教室不足に対応するため、校舎の増築を計画。小学校の運動場に建設すると、児童一人当たりの運動場面積が約２・１平方�bとなるため、隣接する西船場幼稚園を靱幼稚園に機能移転し、跡地に校舎を建設する案を示している。
　同案によるスケジュールでは、17年度に増築校舎の実施設計と幼稚園舎の解体設計、18年度末に園舎解体工事に着手し、20年度末までに増築校舎を完成させる。増築規模は４階建て16教室で、屋上にプールを整備する予定だ。
　校舎の増築計画は、区民説明会で明らかになった。説明会では、幼稚園跡地を活用する案の他、近隣の西船場公園をグラウンド化する案、校舎と園舎の複合施設を建設する案などが示された。市では今後、地元住民の意見を聞きながら方針を検討していく考えだ。

提供：建通新聞社