四街道市は23日、新年度予算案の概要を発表した。一般会計は対前年度当初比1・8%減の248億6000万円。一般会計の普通建設事業費は8億8945万3000円で同45・0%減。普通建設事業費は、中学校大規模改造事業やこどもルーム建設工事などで増加があるものの、大型事業の完了などにより大幅な減額となった。一般会計と特別会計を合わせた予算総額は同5・1%減の443億4598万円。
主要事業では、次期ごみ処理施設整備事業の生活環境影響調査や整備運営事業発注支援業務などに事業費を措置したほか、文化センター会館棟の耐震改修に向けた耐震診断、千代田中学校校舎大規模改造の実施設計などに予算を措置した。
次期ごみ処理施設整備事業では、生活環境影響調査業務委託に4933万円(17〜18年度)、整備運営事業発注支援業務委託に4213万円(同)の2か年継続費をそれぞれ設定したほか、ごみ処理施設整備・運営事業技術支援業務266万8000円、用地造成基本設計業務委託1056万3000円、付帯施設等基本構想策定業務委託760万円などの委託費を計上した。
次期ごみ処理施設は、吉岡地区に建設を計画。これまでに基本構想をまとめ、昨年11月にパブリックコメントを実施、本年度末までに基本計画がまとまる。基本構想では、施設規模を焼却施設が日量80t、マテリアルリサイクル推進施設が同約12t、建設費を約90億円とした。処理方式はストーカ方式で検討。事業手法はDBO方式か公設公営のいずれかで検討。施設の稼働は21年10月を予定する。基本計画の策定は国際航業が担当。
文化センターは、会館棟改修工事に向けて耐震診断委託費711万円を措置。13年度でホール棟の耐震補強を実施したが、会館棟が残っているため、耐震補強と併せて大規模改修工事を実施する。新年度で耐震診断を実施し、18年度で設計を行い、19年度で着工する計画。会館棟は82年2月の竣工で、RC造地下1階地上3階建て延べ約3603u。ホール棟の耐震補強は、設計を慎設計事務所、工事を新日本建設が担当した。
一方、千代田中学校校舎大規模改造事業には設計委託費1410万5000円を措置。校舎は南棟と北棟の2棟で構成。建物規模は南棟がRC造3階建て延べ約3700u(75年度竣工)、北棟がRC造3階建て延べ約2800u(76年度竣工)。
このほかでは、防犯灯新設改良工事622万100円、大日小こどもルーム建設工事設計委託493万6000円、和良比小こどもルーム建設工事3649万4000円、道路新設改良工事(大日五差路交差点改良工事分)2725万8000円、四街道中央公園便所新設工事2115万5000円など。
新年度で設定した継続費は次の通り。
▽総合計画推進事業(総合計画策定委託)=1200万円(17年度600万円、18年度600万円)▽次期ごみ処理施設整備事業(生活環境影響調査業務委託)=4933万5000円(17年度3326万4000円、18年度1607万1000円)▽次期ごみ処理施設整備事業(整備運営事業発注支援業務委託)=4213万1000円(17年度2916万円、18年度1297万1000円)▽3・3・1号山梨臼井線整備事業(橋台橋脚築造工事及び同工事施工管理業務委託)=2億7206万5000円(17年度7785万5000円、18年度1億9421万円)▽空き家等対策事業(空き家等対策計画策定業務委託)=530万円(17年度250万円、18年度280万円)