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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/02/23

【群馬】群馬県設備4団体協議会が第4回新・進・親交流事業を開催

群馬県設備4団体協議会は20日、ホテルメトロポリタン高崎で第4回新・進・親交流事業として第1部にパネルディスカッション、第2部に懇親会を開催した。当日は約200人が参加、パネラーに赤尾商事の赤尾佳子代表取締役社長と糸井商事の糸井丈之代表取締役社長、赤城フーズの遠山昌子常務取締役を招いて「会社と共に。地域と共に。〜先達の道を継ぎ、自分の道を広げ、新たな道を歩む達人たち〜」と題したディスカッションに見識を深めた。
第2部の冒頭、群馬県浄化槽協会の小倉喜八郎会長は大勢の参加に感謝を述べ、盛大に懇親会の開会を宣言してスタート。
群馬県機械設備工業会(串田紀之理事長)・群馬県浄化槽協会(小倉喜八郎会長)・群馬県水道工事事業組合連合会(川端護会長)・建築設備技術者協会関東支部群馬支所(福地正之支所長)の群馬県設備4団体協議会を代表して串田理事長があいさつ。有識者の約70年サイクルで世の中の仕組みや人の考えが変化する話題に触れ「皆さんと一緒に力を合わせ、情報を交換しながら、新しい方向を探して行けば良いのではないか。この懇親会が新しい時代を探していく糧になれば」と話した。
来賓として県環境森林部の井田由夫部長は「群馬県は、山あり、川あり、湖あり、尾瀬を代表するラムサール条約の湿地群もあるということで非常に環境に恵まれている。それらの環境は水と切っても切れない縁がある。綺麗な水をしっかりと下流に流すために皆さまの果たしている役割は非常に大きいと思う」と述べた。
続けて、県県土整備部建築課の石山勇吉課長は県の主要施策や災害に強い県土づくりの取り組みを説明し「群馬の未来創生に向け、社会資本整備を着実に推進するため、必要な公共事業予算を安定的、継続的に確保できるように努めてまいりますので、後世に残る質の高い社会資本の整備にご尽力ご協力を」と呼び掛けた。
友好団体を代表して群馬県建設業協会の青柳剛会長はICT施工が主流になりつつある現状に触れ「全行程をICTで管理する県内業者も出てきているが、実際はほとんどがアウトソーシングで、他のコンサルに頼む状況。今年度はそういったICT施工などが企業文化として定着できるかどうかという年」と述べ、続けて建設業協会280社にICTに関するアンケート調査を実施し「回収率が96%で、今までにない回答率だった。生産性向上や人口減少、人材確保への危機意識の表れではないかと思っている。こういった危機意識をしっかりと表に出しながら企業文化として定着させるのが団体の長としての役割」と意気込んだ。