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建通新聞社(東京)
2017/02/24

【東京】都 東村山、府中東の2校改築に着手

 東京都教育庁は2017年度、東村山と府中東の都立高校2校の改築工事に着手する。東村山高校は18年第1回都議会定例会で請負契約承認を得て着工する考えで、今秋に工事を発注する。府中東高校は仮設校舎に機能を移転後、今秋にプールを含めた既存施設の解体工事に着手。18年第3回都議会の請負契約承認案件として改築工事を発注する。
 東村山高校(東村山市恩多町4ノ26ノ1、敷地面積3万0151平方b)には、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2697平方bの校舎棟(A校舎)と同造4階建て延べ2264平方bの校舎棟(B校舎)、同造4階建て延の2084平方bの校舎棟(C校舎)、同造2階建て延べ2237平方bの体育館・武道場がある。いずれの建物も完成から50年近くが経過して老朽化しているため建て替える。グラウンドに新校舎を建設後、既存校舎を取り壊す「反転改築」の手法で事業を進める。
 新校舎は体育館・武道場を含め延べ床面積1万2200平方bの規模。21クラス24学級(定員840人)に対応するための教室や特別教室、管理諸室などを配置する。
 18年3月〜20年5月の工期で新校舎を建設し、同年9月〜21年4月に既存校舎を解体。同年6月〜22年1月にグラウンドを改修して事業を完了させる。設計は類設計室東京事務所(大田区)が担当している。
 一方、府中東高校(府中市押立町4ノ21、敷地面積3万4956平方b)には、鉄筋コンクリート造4階建て延べ7164平方bの教室棟、同造2階建て延べ1853平方bの管理棟、鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ3682平方bの体育館・武道場がある。こちらも完成から45年が経過して建物や設備の老朽化が進行しているため建て替える。
 新校舎の規模は体育館を含め延べ床面積1万2765平方b。24学級(定員960人)に対応する普通教室や特別教室、管理関係諸室を設ける。
 今後、グラウンドに設置した仮設校舎に機能を移転させ、9月に既存の校舎・管理・プール棟の解体工事に着手。18年5月に撤去を完了させ、同年10月〜20年8月の工期で改築工事を実施する。新校舎の完成後、20年11月〜21年3月に既存の体育館を解体。同年5月〜22年8月に新たな武道場とプールを建設する。最後に22年9月〜23年3月の工期でグラウンドを整備し、事業を完了させる計画だ。設計を安井建築設計事務所(千代田区)が担当している。

提供:建通新聞社