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北海道建設新聞社
2017/02/23

【北海道】アニム滝川が北門信金本店ビル新築を公告−医療系施設に続き2期 

 まちづくり会社のアニム滝川(滝川市大町1丁目8の1、藤井謙和社長)は23日付で、滝川市栄町3―3地区優良建築物等整備事業第2期工事の公募型見積もり合わせを公告する。既存建築物の解体と敷地造成、北門信用金庫本店ビル新築の主体、設備を一括して発注。工期は2018年7月末を予定している。
 希望価格は16億8000万円(税抜き)。参加申込書は3月2日午後5時までに滝川市大町1丁目8の1の滝川産経会館内アニム滝川まで、書留郵便か持参で提出する。見積書の提出は同24日午後2時まで。同日午後3時に見積書を確認し、最低価格を提示した者とVE提案や価格内訳について協議し、契約する。
 建設地は滝川市栄町3丁目3地内。旧滝川名店ビル(RC造、地下1地上4階塔屋1階、延べ7575m²)を解体し、北門信用金庫が本店として利用するオフィスビル(S造、地下1地上5階、延べ3766m²)を新築する。実施設計はアトリエブンクが担当した。
 参加資格は滝川市の建築A等級の単体企業か、滝川市の建築A等級2、3社で構成する特定共同体。
 栄町3―3地区は、旧高林デパートと旧滝川名店ビルが立地し、駅前商店街につながるにぎわいの中心地だったが、郊外型大型店の出店や車社会への移行で客足が遠のき、キーテナントが撤退するなどし、それぞれ閉店に至った。
 滝川市や滝川商工会議所は再開発の方法を検討。アニム滝川が土地取得、既存建築物の解体、新施設建築を担当し、完成後に民間事業者が買い取る代行型再開発にこぎ着けた。1期は昨年6月の見積もり合わせで泰進建設(本店・滝川)に決定し、クリニックと薬局、サービス付き高齢者向け住宅などを複合した医療介護施設(RC造、地下1地上3階、延べ5608m²)を施工中だ。