岐阜市は21日、新庁舎建設事業費などを盛り込んだ2017年度当初予算案を発表した。一般会計は1549億5000万円(前年度当初比3・2%減)、投資的経費は149億7158万円(同17・4%減)としている。目玉事業の新庁舎建設については、18年度から20年度までの債務負担行為として176億円を設定、17年度は工事費5000万円と岐阜市土地開発公社からの用地購入費用10億7872万円などに留めた。
予算総額は3200億5149万円(同2・2%減)で、そのうち特別会計が1157億9710万円(同1・2%増)、企業会計が493億0439万円(同6・8%減)となっている。
細江茂光市長は記者会見で「市民の皆さんに安心の見える化を進める。財政の健全化を図り、未来にしわ寄せがいかない予算とした」と説明した。
建設関係の主な事業は新庁舎建設の工事、用地購入、物件補償などに13億7112万円、恵光学園他5施設の防犯カメラ設置に7900万円、市橋保育所増築他に1億3975万円、市橋コミュニティーセンター屋根防水他に5957万円、文化センター小劇場舞台音響設備改修他に1億6850万円、長良川国際会議場中央監視装置改修に1億2657万円、交通安全施設整備(ゆとり・やすらぎ道空間整備、市橋鏡島124号線などに7億0047万円を計上している。
道路舗装整備には4億9620万円、道路橋梁維持補修に4億3661万円、LED街路灯整備に8227万円、道路整備(早田正木線、折立9号線など)に2億9312万円、側溝整備に7億8500万円、橋梁整備に1億1600万円、街路整備に2億5569万円、河川水路新設改良(西出河、戸石川など)に5億7900万円、駅周辺整備(歩行者用デッキ整備他)に6億0563万円、公園整備(岐阜ファミリーパーク再整備など)に5億5622万円、市営住宅維持管理(ハイツ上加納など)に7670万円を盛り込んだ。
消防水利整備(耐震性貯水槽設置など)に1億3000万円、消防施設整備(南消防署建設)に6億9153万円、消防団施設整備(網代分団、鷺山分団本部建設など)に2億0134万円、小中学校建設(長良小電気設備、藍川北中共同調理場施設整備など)に8億2526万円、旧大洞幼稚園解体他に6478万円、三里公民館建設他に1億2535万円、柳津運動場照明設備改修に1億円を充てた。
市民病院中央診療棟等第三期空調設備改修に5300万円、水道配水管敷設に3億6800万円、水道配水管整備に17億1900万円、水道施設整備(岩野田配水池場内整備)に5億1600万円、下水管渠敷設に10億4100万円、雨水管渠築造に4億5800万円、下水処理施設整備に13億0800万円を計上した。
提供/建通新聞社(2017/02/22)