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建設経済新聞社
2017/02/23

【京都】舞鶴市が老人H安岡園民営化 大樹会に移管、既存建物譲渡 現地で建替え、概算4・2億

 舞鶴市は、養護老人ホーム舞鶴市安岡園を社会福祉法人大樹会(理事長大橋正一氏、舞鶴市安岡中山1076)に事業移管し民営化する。大樹会は既存建物を建替える。
 安岡園を巡っては、舞鶴市長寿社会プラン推進会議で今後のあり方を検討し、養護老人ホームの機能を民間移譲することが妥当との提言を受けた。その後、28年3月末に移譲先の法人を選定し、2法人から1法人(大樹会)を選定した。大樹会は安岡園の南側で特別養護老人ホームやすらぎ苑を運営する。
 舞鶴市は29年度当初予算案に養護老人ホーム整備事業費補助2億0700万円を新規計上するとともに、安岡園を廃止するための条例改正案を3月議会に提出する。議決後、5月〜6月にも廃止となる見通し。
 廃止後、既存建物の譲渡を受け、大樹会は集会室など一部を除き既存建物を解体する。跡地に約1500〜2000u程度の新施設を建設する。定員は完全個室タイプの50床。
 着工後、30年3月に完成させ、同年4月からの運営を予定。総事業費は概算で4億2299万5000円を見込む。
 舞鶴市安岡園(舞鶴市安岡1076−1。敷地1万5179・20u/昭和60年4月築)はRC造平屋建、2167・34u(建築面積2295・61u)。定員は70人で居室は2人部屋の35室。
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安岡の特養やすらぎ苑個室化
引土には小規模多機能事業所

大樹会

 社会福祉法人大樹会(理事長大橋正一氏、舞鶴市安岡中山1076)は、同地の特別養護老人ホームやすらぎ苑を改修する。引土には小規模多機能居宅介護事業所を新設する。
 特養やすらぎ苑(RC造平屋建、約2810u)を個室化のため内部改修する計画。
 引土に計画の小規模多機能居宅介護事業所はW造2階建、延246uで計画している。定員は24人。
 舞鶴市は29年度当初予算案の地域密着型サービス拠点施設整備費補助に1億7942万8000円を計上。大樹会の地域密着型特別養護老人ホーム(29床)に1億4183万9000円、小規模多機能居宅介護事業所に3758万9000円を充て整備を支援する。