大阪府市と関西経済3団体が大阪市中之島地区に設置を目指す「再生医療国際拠点」の基本方針素案が明らかになった。約7500平方bの敷地に(仮称)「再生医療国際センター」などを整備する計画で、2021年度の施設オープンを予定している。
中之島地区の整備計画では、市が建設する新美術館の隣接市有地約1・2fを、文化、芸術、学術、技術の交流拠点にしようという「中之島アゴラ構想」が検討されている。対象地約1・2fのうち、西側の敷地約7500平方bに再生医療国際センターなどを整備する計画だ。
同センターには、臨床研究専用病床(50〜100床程度)の他、ips細胞などの細胞バンク、企業との共同研究ラボなどの機能を持たせる。また、関連する施設として、病院や再生医療関連クリニック、企業・団体などのオフィスを整備する予定だ。
実施運営体制については、建物などハードの設置・運営は民間デベロッパーなどを中心としたSPCなどを想定。ソフトの運営は、運営法人が担うことを想定している。
今後、施設計画(規模・配置など)、事業スキーム、運営スキームの内容を検討し、夏ごろまでに基本計画素案を作成する方針。その後、18年度に基本・実施設計に着手し、2〜3年で整備工事を進める方針だ。
提供:建通新聞社