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北陸工業新聞社
2017/02/18

【新潟】一般公共に550億、単独146億/県土木部が新年度予算案/建設業総合支援など重点

 新潟県土木部の17年度当初予算案によると、一般会計は前年度比5・2%増の1373億3789万2000円、特別会計が同2・3%減の136億1495万3000円となった。
 一般会計の投資事業は、992億7577万5000円(前年度比8・9%増)で、このうち一般公共が550億5484万6000円(同1・8%減)、単独が同6・0%増の146億1800万円(維持補修系同6・2%増・89億900万円、建設系同6・2%増・54億900万円、災害関係増減なし・3億円)となっている。
 基本方針については「県民のくらしと命を守る災害に強いふるさとづくりの推進」、「自立した活力ある地域づくりの推進」、「地域を支える建設産業の振興」の3本柱。
 さらに重点的施策として、ハザードマップ作成・周知支援事業、耐震すまいづくり支援事業、耐震建物づくり支援事業、社会資本維持管理計画推進費、広域避難者支援事業、地域づくりパートナーシップ推進事業、建設業活性化支援事業、建設産業マンパワー総合支援事業、新技術活用・普及促進事業、総合評価方式推進事業、ふるさと古民家再生事業の11項目を盛り込んだ。事業の進め方では三方良しの公共事業改革(住民、建設産業、県)を掲げている。予算内訳は表を参照。
 主要事業は次の通り((新)は新規)。
【県民のくらしと命を守る災害に強いふるさとづくりの推進】
〈強くしなやかな県土をつくる防災・減災対策〉
▽災害防除施設費(緊急地方道路整備費実施分を含む) 公共14億4550万2000円
▽えん堤改良費 公共4億3万4000円(笠堀ダムほか4ダム)
▽広域河川改修費 公共70億9126万4000円(中ノ口川ほか)
▽総合流域防災事業費(河川整備) 公共9億8360万円(表沢川ほか)
▽海岸侵食対策費 公共7億4667万8000円(寒川海岸ほか)
▽海岸高潮対策費 公共2億1659万円(柴町海岸)
▽治水ダム事業費 公共9億1207万5000円(鵜川ダム)
▽河川総合開発事業費 公共21億3324万4000円(奥胎内ダムほか2ダム)
▽通常砂防費 公共22億4982万3000円(長岡市沢田川ほか)
▽火山砂防費 公共4億1600万円(糸魚川市焼山川ほか)
▽地すべり対策費 公共12億8646万1000円(糸魚川市青ぬけ地区ほか)
▽急傾斜地崩壊対策費 公共4億7424万円(村上市芦谷地区ほか)
▽砂防総合流域防災対策整備費 公共11億5752万円
▽公園整備費 公共9億6063万6000円
▽道路防災対策費 単独2億663万5000円
▽震災対策橋りょう補修費 単独2億1100万円
▽河川施設補修費 単独2億1763万2000円
▽海岸施設補修費 単独1億1999万3000円
▽河川整備費 単独6億5588万2000円
▽海岸整備費 単独1億4049万6000円
▽砂防工事費 単独8241万2000円(妙高市日影沢ほか)
▽砂防設備修繕費 単独3755万6000円(妙高市長沢川ほか)
▽地すべり防止工事費 単独8631万4000円(長岡市濁沢地区ほか)
▽急傾斜地崩壊防止工事費 単独7359万2000円(新潟市秋葉区田家地区ほか)
▽集落雪崩対策費 単独1014万3000円(十日町市宮下町東地区)
▽土砂災害緊急事業費 単独3億円
▽総合流域防災事業(ソフト対策) 公共2億230万6000円
▽大規模災害対応緊急点検事業 500万円
▽河川維持費 10億8855万円
▽ハザードマップ作成・周知支援事業 1800万円
▽耐震すまいづくり支援事業 5359万6000円
▽耐震建物づくり支援事業 500万円
▽災害被災者住宅復興支援事業 74億82万1000円
▽建設関係災害復旧費 48億5916万9000円
〈安全な社会資本を守る戦略的な維持更新〉
▽道路維持管理費 35億1745万8000円
▽地すべり防止施設維持修繕費 2057万3000円
▽公園維持管理費 7億9195万4000円
▽県営住宅維持補修費 2億6435万5000円
▽橋りょう補修費(緊急地方道路整備費実施分を含む) 公共17億3346万円
▽河川管理施設機能確保事業費 公共2億4833万8000円
▽舗装道補修費 単独22億5900万円
▽社会資本維持管理計画推進費 5000万円
〈日常生活の安全・安心の確保〉
▽道路改築事業 公共78億4536万5000円(国道403号バイパスほか)
▽交通安全施設費 公共2億5150万2000円
▽街路事業費 公共15億8081万9000円(諏訪町東本町線ほか)
▽緊急地方道路整備費(道路) 公共126億6123万6000円(県道新発田津川線ほか)
▽緊急地方道路整備費(街路) 公共24億1971万7000円(見附下新町線ほか)
▽道路改築費 単独11億2614万7000円
▽地域づくり基盤道路整備事業費 単独22億3205万4000円
▽道路安全施設費 単独15億2200万円
▽舗装道補修費 単独22億5900万円
▽雪寒対策機械整備費 公共6億8048万2000円
▽雪寒施設整備費 単独1億5228万8000円
▽道路融雪施設補修費 単独18億6000万円
▽道路除雪費 65億7358万1000円(車道4557・1キロ、うち5億2218万6000円・歩道1276・8キロ)
▽克雪すまいづくり支援事業 7316万2000円
▽雪国の住環境改善検討事業 100万円
【自立した活力ある地域づくりの推進】
〈広域的な交流・連携による活力の創造〉
▽(新)景観・歴史まちづくり推進事業費 単独2000万円
▽美しいまちづくり推進事業 933万円
〈誰もが活き活きと暮らせる地域社会の構築〉
▽海岸環境整備費 公共327万4000円(窪田海岸)
▽公園整備費 公共9億6063万6000円(鳥屋野潟公園)
▽既設公営住宅改善費 公共7億2644万8000円(早通南住宅ほか)
▽公園整備費 単独1億1587万2000円(鳥屋野潟公園)
▽広域避難者支援事業 2018万3000円
▽街路整備費 単独3億4495万3000円
▽持続可能なまちづくり推進事業 251万1000円
▽長期未着手都市計画道路見直し事業 450万円(交通現況調査、道路ネットワークからの検証)
▽地域づくりパートナーシップ推進事業 1859万5000円
〈豊かな環境を次世代につなぐ持続可能な地域づくり〉
▽河川環境整備費(自然再生) 公共3210万円(国府川水系ほか)
▽白砂青松の創出事業費 公共3億8677万8000円(桃崎浜海岸、荒浜海岸)
▽流域下水道公共工事費(流域下水道事業特別会計) 公共59億7215万3000円
・信濃川下流 45億5544万8000円
・魚野川 7億8344万円
・阿賀野川 3億8493万6000円
・西川 2億4832万9000円
▽流域下水道県単工事費(流域下水道事業特別会計) 4405万6000円
【地域を支える建設産業の振興】
〈地域の守り手として輝き続ける建設産業の実現〉
▽建設業活性化支援事業 2518万6000円
▽建設産業マンパワーアップ総合支援事業 2251万2000円
▽新技術活用・普及促進事業 2091万2000円
▽総合評価方式推進事業 285万6000円
▽ふるさと古民家再生事業 1000万円
▽新潟県優良工事等表彰 64万5000円

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