福井県は17年度当初予算案で、福井市中藤新保町〜上野本町「一般県道福井森田丸岡線 新九頭竜橋(仮称)」として、5カ年で総額55億円の継続費を設定した。
九頭竜川を横架する道路・新幹線併設の長大橋、新九頭竜橋のうち、道路部分の上部工発注に向けた予算措置で、工事は県が発注する。
年割額は17年度が5000万円、18年度が13億5000万円、19年度が16億6000万円、20年度が16億円、21年度が8億4000万円となっている。
新九頭竜橋は道路と新幹線併用の下部工一体構造で、中央部に新幹線、両側に道路をそれぞれ整備。道路部上部工の延長は約415メートルで、形式は7径間連続PC箱桁橋。詳細設計は構造設計研究所が担当。
下部および新幹線部分については、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が「北陸新幹線、九頭竜川橋りょう他」として発注。下部工は8基のうち左岸側の4基が完成し、残る4基の工事を進めるとともに、昨年11月からは上部工事にも取り掛かっている。