京都市は、右京区京北の周山中学校敷地に小中一貫教育校の建設を計画。今後、基本設計・実施設計を委託し進める一方、29年度に京北ふれあいセンター等の解体工事などを進め、30年度からの本格工事に備える。
計画施設は、▽校舎棟RC造(一部S造又はW造)地下1階地上3階建、延約8500u(建築面積約5800u)▽アプローチ棟RC造2階建、延約20u(建築面積約340u)[渡り廊下S造平屋建]▽機械室RC造平屋建、延約330u(建築面積約340u)▽見守り隊詰所(仮称)S造平屋建、延約20u(建築面積約20u)▽駐輪場1S造平屋建、延約50u(建築面積約50u)▽LPG庫コンクリートブロック造平屋建、延約5u(建築面積約5u)。このほか通路整備(大階段を含む)なども行う。
整備スケジュールによると、京北ふれあいセンター(元周山小学校)ほか解体撤去工事を29年度に実施。埋蔵文化財発掘調査を30年度に進め、法面対策工事及びテニスコートほか整備工事を30〜32年度、校舎棟ほか増築工事を30〜31年度、周山中学校解体工事を32年度、体育館リニューアル及びプール棟ほか増築工事とサブグラウンドほか整備工事を32〜33年度に実施する計画。
計画地は右京区京北周山町中山39−4他の周山中学校敷地の約6万7988u。
市は21日付で、京北地域小中一貫教育校施設整備事業設計業務委託ただし、校舎棟増築ほか建築及び設備基本設計・実施設計業務委託について、公募型プロポーザルで公告した。
主な参加資格は▽一級建築士事務所としての登録を行っている▽京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計等。
参加表明書の提出は3月14日まで。参加資格の確認結果の通知は3月16日に発送予定。第一次審査結果の通知(技術提案の要請)は3月27日に発送予定。技術提案書の提出は4月10日まで。
第一次審査で書面審査を行い、第二次審査に進む対象者を6者以内で選定。4月中旬実施予定の第二次審査でヒアリング審査し、受託候補者と次点2者を選定する。
概算予定価格は1億2810万円(税抜)。
履行期間は30年9月28日まで。
プロポの担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課技術担当。
京北地域小中一貫教育校施設整備事業に係る基本計画策定及びその他業務は類設計室(大阪市淀川区)が担当。京北地域小中一貫教育校施設整備事業に係る地質調査は関西土木技術センター(京都市伏見区)、法面対策測量設計は牧草総合設計(京都市下京区)が担当。