北海道建設新聞社
2017/02/21
【北海道】再開発4地区への補助は44億円−札幌市の17年度予算案
札幌市は、市街地再開発4地区への補助として、2017年度予算案に44億1300万円を計上した。対象は南2西3南西、北8西1、北4東6周辺、北3東11周辺の4地区。このうち北ガス札幌工場跡地の北4東6周辺地区では、16年度中にも中央体育館を含む北西街区や南街区から本体に着工。移転改築するJR苗穂駅を核とする北3東11周辺地区では、3月にも組合が設立される見通しだ。
各地区の整備スケジュールを見ると、狸小路商店街と札幌駅前通の交差部隣接地を再開発する南2西3南西は、17―18年に既存のサンデパートビルを含む7棟を順次解体。18年度から施設本体に着工し、21年度の完成を目指す。
札幌駅北口の北8西1は、当初計画していた医療・福祉施設の整備を断念し、新たにホテルなどを誘致する方向で調整している。17年度の組合設立、18年度の施設本体着工を経て21年度の完成を見込む。
北4東6周辺は北西、北東、南の3街区に分けて整備。1期工事として市の中央体育館建て替えを含む北西街区と、南街区から着工し、1期は19年度、2期は20年度の完成を予定する。
北3東11周辺地区は、新たなJR苗穂駅南側をA―D街区に分けて商業施設や共同住宅などを整備するもので、17年度に既存施設解体、実施設計を経て施設本体に着工し、20年度の完成を目指す。