勝浦市福祉課は「認定こども園(仮称)勝浦こども園建設工事設計業務」の審査結果を公表した。公募型プロポーザルを実施していたもので、6者が応募し、今月15日に開いた審査委員会で最適設計候補者に千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)を選定した。次点者は共同設計。設計工期は2017年4月〜12月。委託料の限度額は5566万4000円。建設費は概算約8億円を見込む。
提案条件では「設計業務プロポーザル用認定こども園(仮称)勝浦こども園基本構想・基本計画」を参考に、的確性・創造性・実現性及び熱意・柔軟性のある提案を求めるほか、認定こども園建設後に整備する予定の市道加ケノ下小家名谷線と勝浦中学校表坂を結ぶ周回道路(W6m)が中央保育所・勝浦幼稚園の敷地の一部を通過するため、配置計画・土地利用に関する提案に計画周回道路案を表示することなどを要望した。また、建物規模は延べ2100〜2200u程度、階数は平屋一部2階建てを想定する。
施設の建設場所は出水1184番地ほか地先(中央保育所、旧給食センター敷地)。敷地面積は約5500u。用途地域は第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
事業の全体スケジュールは、本年度で設計者を選定し、来年度で基本・実施設計を完了させるとともに中央保育所仮園舎を整備。18年度に認定こども園の本体工事に着工し、併せて中央保育所・旧給食センターを解体。19年度の竣工・供用開始を目指す。
認定こども園は「教育・保育機能」と「子育て支援機能」を核に「管理機能」「交流機能」「防災・防犯機能」を備えたものとする。
教育・保有機能では児乳児室、1〜5歳児保育室、病後児保育室、図書室・ギャラリーなど、子育て支援機能では子育て支援室・相談室などを整備。管理機能では事務室・医務室、会議室・相談室、調理室・検収室・食品庫・前室・下処理室・調理事務室、職員休憩室・更衣室などを想定。